アイドゥン国務相、トゥンジェリでアレヴィー派集会へ出席
2010年11月26日付 Yeni Safak 紙


メフメト・アイドゥン国務大臣は、トゥンジェリでの「アレヴィー派集会」に出席後、友愛のメッセージを送った。

トゥンジェリ文化センターでメフメト・アイドゥン国務大臣の出席のもと、トゥンジェリ大学の2010-2011年度の開始と新しい講義棟の落成式が行われた。ヴァルヴァラダンスチームの上演とともに行われた落成式でアイドゥン大臣は、トゥンジェリとビンギョルの両県知事、そしてトゥンジェリ大学学長のドゥルムシュ・ボズトゥ教授とともに新しい講義棟のテープカットを行った。20名を超える大学学長が参加し、アレヴィー文化研究センターのコンサートで始まったトゥンジェリ県文化センターでの式典で、メフメト・アトラン教授によって最初の講義が行われた。ドゥルムシュ・ボズトゥ学長による開式の挨拶の後、マルディン・アルトゥクル大学の学長が挨拶をした。

トゥンジェリ市のエディベ・シャーヒン市長は、9月12日の軍事クーデターの後YÖK (高等教育機構)の設置により大学の自主性が失われ、大学の数が増えるのに対して、学術的な質は低下し、ほとんど無きものに等しいという批判をした。

オープン式典で挨拶をしたメフメト・アイドゥン国務大臣は、常に進化し変化する世界で、大学としてこの進化や変化を追いかけ、変化に対応できる学生御育成できないのであれば、我が国の求めるところを満たすことはできないとし、「トルコは現在、水や空気を必要とするのと同じくらい、知的レベルを高める必要がある」と述べた。
式典の最後に、ドゥルムシュ・ボズトゥ学長から、メフメト・アイドゥン国務大臣に盾が贈呈された。

メフメト・アイドゥン大臣は、オープン式典の後、トゥンジェリのジェムエヴィで行われた「アレヴィー派集会」に参加した。「カルバラーの追悼歌」が朗唱されるなか、アイドゥン大臣は、集会の参加者らと一緒に起立し、団結の象徴である、手と手を合わせる儀式に参加した。集会の最後に、記者らの質問に答えたアイドゥン大臣は、トルコ社会は文化的にとても豊かであり、集会はその文化の中でも素晴らしいもののひとつであると述べた。そして、「団結と結束を支えている力の一つが宗教である。私たちの宗教には様々な考え方(宗派)がある。それらのうち、芸術や神秘主義に重きを置く宗派があるが、それは預言者や第4代カリフのアリ、および彼らの子孫に対して――私たちは同じ宗教共同体の子孫として――多くのことを負っている。今宵は私たちにとって、彼らへの慈しみや思いやりの念を呼び起こし、いつでも人類は兄弟であるということを証言し、それを目の当たりにした素晴らしい夜となった。私たちの歴史が、過去の悲しみを二度と味わうことがありませんように。行われた礼拝からも分かるように、勝利するのは圧政ではなく、神の慈悲である」と話した。

ジェムエヴィが礼拝施設と認められるのかという問題は、終局を迎えようとしていると明らかにしたアイドゥン大臣は、マドゥマク・ホテルが国有化されたこと、アレヴィー問題に関する取り組みも近く全員が納得する結果をもたらすことになるであろうことも付け加えた。

トゥンジェリで夜を過ごしたメフメト・アイドゥン国務大臣は、朝陸路で向かったエラズーからアンカラに飛んだ。

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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:20790 )