アーザード大学設立者委員会、次期総長候補にアーレフ氏を推薦
2010年11月28日付 Jam-e Jam 紙
「アーザード大学設立者委員会の最新の会議の中で、委員の多くがアブドッラー・ジャースビー総長の後継として、モハンマド・レザー・アーレフ氏擁立を支持した」。アーザード大学に近い関係筋は、ニュースサイト「マシュレグ」とのインタビューの中でこう述べた。
この人物は続けて、「次期総長候補について綿密な議論を行った結果、最終的に過半数の委員がアーレフ氏の次期総長就任を承認・支持した」と明かした。
この関係筋の話によると、設立者委員会のメンバーらは、モハンマド・レザー・アーレフ氏がバランスのとれた人物であること、高等教育機関を運営した実績や大学教授としての経歴を有していること、そして何より重要なことに、文化革命最高評議会での支持を受けていること、などの理由から、アーザード大学の総長として彼を文化革命最高評議会に推薦することを支持したという。
※アーレフは改革派のハータミー政権で第一副大統領を務め、2009年の大統領選でも、ミール・ホセイン・ムーサヴィーが大統領選に当選した暁には、再び第一副大統領に任命されるのではないかと言われた改革派系の人物。アーザード大学は、ラフサンジャーニー系の私立大学で、アフマディーネジャード政権と対立を繰り返している。
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( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:20871 )