2010年11月28日に起きたハイダルパシャ駅の屋根の火災について、イスタンブル広域市(İBB)消防局が作成した報告書で、電気設備で起きたショートが火災の原因であることが明らかになった。
İBB消防局の報告書で、ハイダルパシャ駅の屋根の火災の原因が、電気設備で起きたショートであったことが伝えられた。
一方、火災後にトルコ国営鉄道(TCDD)総局により始められた残骸撤去と大掃除の引継ぎと、今後予想される冬の気候条件から建物が被害を受けないための仮屋根の建設とが2010年12月8日に入札にかけられた。屋根の建設作業は2010年12月13日に始められ、修理は20日以内に完了する。仮屋根建設のため、第5文化自然財産保存委員会(KTVKK)とİBB保存実施検査局(KUDEB)から許可が出された。
また、屋根が燃えて被害を受け、使用できない状態になった資材は、ひとつひとつ写真に写され、イスタンブル工科大学(İTÜ)によりアーカイブが作成される。
ハイダルパシャ駅の建物の修復のため、TCDD総局を始め、KTVKKとİTÜ建築学部が協力し、測量と復元修復プロジェクトレポートを用いて、建物の構造と外観についての報告書が作成されることになっている。
建物のエントランスホールと外周辺については「集客拠点」にするという代替プロジェクトが進められ、実施に向けてプロジェクトの入札文書と管理・行政契約書が用意されることになる。加えて建物外観のライトアップも再び行われる。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:20930 )