アルメニアで自治体によって家を壊された5人の子の母であるマリアム・ギシュヤンさんはトルコにやってきて、難民要請をした。
ギシュヤンさんは「トルコは私と子供を保護し、私達を受け入れてくれることを信じています。もうあの国にとどまることはできない」と述べた。マリアム・ギシュヤンさんのエリヴァンにある家には、ソヴィエト時代の法律によれば、所有権はなく使用権だけが与えられていたとして、2004年に地方自治体によって取り壊しの決定が出された。ギシュヤンさんは家が取り壊されないよう抵抗したが駄目であった。家は壊されて、代わりに車のショールームが建てられた。
■公平なトルコで
ギシュヤンさんは7月にアルメニアの記者に「アルメニアで正義を見つけることはできませんでした。トルコに亡命する決心をしました」と述べた。ギシュヤンさんは11月15日に5人の子供をアルメニアに残して、一ヶ月ヴィザをとり、バスでグルジアからトルコへやってきて、入国管理局難民申請部に難民申請を出した。今日でヴィザが切れるギシュヤンさんは、難民申請をしたことで彼女のヴィザは凍結された。現在あるホテルの一室で、申請の結果を待っているギシュヤンさんは次のように語った。
■「ギュル大統領だけが私を理解してくれる」
「トルコに亡命するため、子供達を捨ててここに来ました。バス代さえ借りました。子供達は毎日電話をよこし、「お母さん、私達をいつむかえにきてくれるの?」ときいてきます。彼らが電話で泣くたびに胸が痛みます。申請が認可されることを信じています。アンカラへ行き、お金があればアブドゥッラー・ギュル大統領にお会いしたいです。彼だけが私を理解し、助けてくれると思っています。」
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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:20975 )