宗務財団の婦人部中央局幹部28人、集団辞職
2010年12月27日付 Radikal 紙


トルコ宗務財団(TDV)の婦人部中央局の幹部28名が辞任届を出した

トルコ宗務財団婦人部中央局のヴィルダン・カラブルト副局長は、婦人部中央局で記者会見を行った。

カラブルト副局長は会見で、宗務財団の婦人部中央局のアイシェ・スジュ局長が12月25日に解任されたことを明らかにした。そして婦人部ではチーム意識を持って働いていたと確信しており、リーダー(スジュ局長)とともにいかなる利益も期待せずに、さらには時々物資的精神的貢献をし、奉仕の精神で尽くしてきたが、彼女自身を含めた婦人部幹部のメンバー28名が、自分たちの役目は終わったと考え、宗務財団婦人部中央局に辞任を申し出たと語った。

■宗務財団:主張は正しくはない

トルコ宗務財団婦人部中央局のアイシェ・スジュ局長は、局内に近代的な方向性を築き、「ブット・モデル」のスカーフで注目を集めた人物である。その彼女が、先週解任された。

スジュ局長解任決定がマスコミに大きく取り上げられたので、トルコ宗務財団のスレイマン・ネジャーティ・アクチェメシェ会長はその報道についてマスコミに説明し、「彼女の解任の決定は、宗務財団とは何の関係もなく、今回の件は、役目を解かれることになる人物の個人的思想や考え、あるいは生き方とは何の関係もない」と語った。

だがこの説明も反発を止めることができなかった。トルコ宗務財団婦人部中央局のヴィルダン・カラブルト副局長は、幹部らの集団辞任が検討されていると述べていた。そして本日の集団辞任となるのだが、集団辞任は、カラブルト氏が「スカーフ問題に関する見解が原因で(局長が)解任されたのではないことを願っています」と述べ、これをうけ、財団側は「(解任の)唯一の理由は、新体制の構築だ」との発表を行った。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:21069 )