どのような放送がわいせつな放送なのか
2011年01月09日付 Radikal 紙

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)法案をめぐって議論が続いているが、共和人民党トゥンジェリ選出のケマル・ゲンチ議員は、わいせつの定義づけが必要であると主張している。

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)法案を批判したゲンチ議員は、「例えば放送規則に基づけば、わいせつな放送はしてはいけない。ではわいせつな放送とは何か。それならば定義として明確にしてください、どのような放送がわいせつで、どのような放送がわいせつではないのか」と問いただした。

ゲンチ議員は、(わいせつ)放送の定義がなされるべきだと主張し、「それを官僚の自由裁量に委ねる代わりに、ここでわいせつな放送とは何か、定義としてこれを明確にしてください」と述べた。

■手を握るシーンやキスシーンはわいせつな放送なのか

共和人民党のゲンチ議員は、「ドラマで女性の手を握る事やキスする事はわいせつな放送だろうか、そうではないのだろうか」と提起し、次のように話した。

「国会で法を作る際にこれらを明らかにする必要がある。これらを明らかにしなければ(法施行の段階で)完全に任意で、(合法、違法が)決められてしまう。立法の本来の力はここにあるのだ。ここで立法府が、客観的で、一般的で、現代の原理に適した形で、修正をしなければならない。そうでなければ今後、ある思想、信条を持つ人たちが、『ほら、これはわいせつだ』、もう一人は『いや、これはわいせつではない』と言うことになるだろう。ですから、さあこの問題を議論をしましょう。」

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:21146 )