全軍統合司令部参謀次長「ハリーリー裁判はアメリカによる《ソフトな戦争》の象徴」
2011年01月18日付 Mardomsalari 紙
国防宣伝委員長は、ラフィーク・ハリーリー元レバノン首相暗殺事件を審理する「ハリーリー裁判」の実施は、アメリカが地域で画策する《ソフトな戦争》を象徴するものだとの認識を示した上で、「アメリカは、ヒズブッラーと対立する者は勝者になれないことを知っている。だからこそ、アメリカはレバノンの様々な社会階層間の平穏を混乱させるべく、全力を傾けているのだ」と述べた。
軍統合副参謀長(文化担当)を務めるセイエド・マスウード・ジャザーイェリー革命防衛隊准将は、メフル通信とのインタビューで、ハリーリー裁判実施の政治的背景についてふれ、次のように述べた。「アメリカとシオニスト体制は、レバノンのヒズブッラー、及びパレスチナのハマースに対する《リアルでハードな戦争》で、2回とも想像を絶する敗北・失敗を喫した。その一方で、アメリカの支配者たちはイラクやアフガニスタンでも、失敗を味わっている。こうした経験が、アメリカの戦略家たちをして自らの仕事に専念させた重要な契機となっているのである」。
同氏はその上で、「こうして、アメリカやイスラエル、一部のヨーロッパ諸国の治安、政治、社会、文化、民間外交、およびその他の関係機関は、ソフト/ハード両面を用いた戦争方法へのアプローチを、これまで以上に真剣に検討し始めたのである」と指摘した。
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ジャザーイェリー司令官はさらに、レバノンや近隣諸国の人民はこれまで以上に、地域の安全を脅かさんとするよそ者どもの政治的動きに対して警戒すべきだ、と述べた。
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( 翻訳者:長島太郎 )
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