環境と障害者にやさしい公共交通機関の整備に向けた一歩が踏み出された。新しいバスには、障害者ランプと車いすのスペース、車内と車外にカメラがつく予定だ。バスには、環境配慮型の、少なくとも「ユーロ5エンジン」が使用される予定だ。
EU基準への適合の一環として2012年7月1日まで公共交通機関に使われる全ての乗り物を、障害者の利用に適した状態にしなければならない。
昨年出された私営バス運用規定でも、車両が障害者の基準に適したものとすることが決定されると、イスタンブルのバスの障害者への対応が加速した。
■環境と障害者にやさしい交通
「環境と障害者にやさしい公共交通機関」の整備に向けた最初一歩を踏み出したイスタンブル広域市バス株式会社は、イスタンブルの3つの主要な地域における公共交通機関の需要を満たすため、10年以内に34路線、172台のバス事業の入札を行った。
環境と障害者に配慮したバスには、障害者ランプと車いすのスペース、車内と車外にカメラが設置される予定だ。バスには、環境に配慮したユーロ5エンジンが使われる予定である。バスには、音による警告とLCDモニターによるガイドシステムもつく予定だ。
■車両は電動式になるだろう
先だって、イスタンブルの公共交通機関を整備・発展させ、新たなものとする目的で作られたイスタンブル・バス株式会社の次なる目標は、イスタンブルの全ての公共交通機関を天然ガスあるいは電動式にすることである。
バスの燃料として、CNG(天然ガス)の使用を義務化する予定のバス株式会社は、電動式バスの導入も検討している。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:21245 )