モフセン・レザーイー「米英イスラエルの偵察機を多数ペルシア湾上空で撃墜」
2011年01月18日付 Mardomsalari 紙
公益判別評議会書記は、革命防衛隊がアメリカの偵察機2機を撃墜したことに触れ、「もしイランにそのような技術があることをペンタゴンが認めれば、地域に展開する米軍の間に恐怖心が生じるだろう。それ故、彼らはイランによる偵察機撃墜を否定したのである」と述べた。
ファールス通信によると、公益判別評議会書記で、元革命防衛隊総司令官のモフセン・レザーイー氏は、シンポジウム「ヴァル・ファジル第8号作戦とカルバラー第5号作戦が戦争終結のプロセスに果たした役割」の傍らで、革命防衛隊によってアメリカの偵察機が撃墜されたことに関して、「日頃アメリカ当局は偵察機をイラン領内に送り込み、我が国の島嶼部の写真を撮っているが、そうした偵察機のうち2機が革命防衛隊によって撃墜された」と述べた。
〔※ヴァル・ファジル第8号作戦(第1次アル=ファオの戦い)は1986年2月のイラク・バスラ県のファオ半島を巡る戦闘のこと。またカルバラー第5号作戦は1987年1〜2月に起きたイラク・バスラ市をめぐる攻防戦のこと。〕
同氏は、アメリカ国防総省が革命防衛隊による偵察機撃墜を否定していることについて、事実と異なると指摘し、次のように説明した。「彼らがこれを否定するのは、これらの偵察機がきわめて近代的かつ小型であり、上空でそれらを発見して撃墜することが非常に困難であるためだ。もしイランにこのような〔偵察機を撃墜する〕技術があることをペンタゴンが認めれば、地域に展開する米軍の間に恐怖心が生じるであろう」。
また同氏は終わりに、「アメリカ当局は、イランが自国の力を誇示するのを阻止しようとしている。イランによる力の誇示は、彼らにとって不都合だからだ」と述べた。
イラン軍の某高官も、ファールス通信に対して「ここ7年間で、アメリカやイスラエル、イギリスの偵察機を多数、ペルシア湾上空で撃墜している」と語った。
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この人物は、これらの偵察機はイラン・イスラーム共和国の領外でもマークされてきたのかとの質問に対し、そのことを認めた上で、「このこと〔=イランが自国領外においても外国の偵察機の動向をつぶさに把握してきたということ〕が示しているのは、イラン・イスラーム共和国領が外国の無人機による侵入を受けようなことが決してないよう、万全の注意を払っている、ということだ」と説明した。
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( 翻訳者:鳥光真理子 )
( 記事ID:21266 )