東部アナトリアをはじめとしてトルコ全土に影響を及ぼしている雪のため、1400もの村が孤立し陸の孤島となっている。
東部アナトリアでの雪が、村々への交通を遮断した。シバスで336、アールで280、エルズィンジャンで226、ビトリスで171、ハッキャーリで131、マラトヤで123、ヴァンで49、カイセリで84の道路が通行止めとなり、合計で1400村への交通が遮断されている。同時に雪は、交通事故をも引き起こした。シバスのコユルヒサール郡において、長距離バスの横転の結果、アゼルバイジャン人を含む計42名(うち重傷2名)が負傷した。アゼルバイジャンとウードゥルからイスタンブルに向かっていた長距離バスは、国道D-100号線のイェミッシュリ付近で路面凍結が原因で横転した。事故で負傷した42名の乗客は、何台もの救急車でスシェヒリ国立病院に運ばれた。重傷のアゼルバイジャン人2名は、病院での応急処置の後にシバスに搬送された。
雪が断続的に降り続いている都市部やその周辺各地では、寒気が生活に悪影響を及ぼしている。ビトリス市内では積雪量が60センチに達した。カイセリ県特別降雪対策チームは4名の患者の病院への搬送や、亡くなった3名の埋葬の手助けもした。エルジイェス・スキー場では積雪量が190センチを越えた。孤立した村の交通の再開に向けた除雪作業が進行中であると発表された。
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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:21314 )