エジプト支援にラクダに乗ってデモ行進―イスタンブル・イステクラール通り
2011年02月06日付 Yeni Safak 紙


エジプト国民を支持し、ホスニ・ムバーラク大統領に抗議した「人民の声」党(HAS)のメンバーは、イスタンブルのベイオールで「ラクダ」に乗って行進した。頑固なラクダは、ホスニ・ムバーラクの顔写真のついたファラオのマスクをつけた参加者を背から振り落とした。

「人民の声」党のイスタンブル支部は、イステクラール通りで興味深いデモ行進を行った。エジプトのタフリール広場で何日間も行動している人々を支持するグループが、連れてきたラクダをひっぱりガラタサライ広場に集まった。デモには、「人民の声」党のメフメト・ベキャルオール副党首、イスタンブル支部長のアブドゥラー・デミルハン弁護士ほか、多数の党員が参加した。ホスニ・ムバーラクの写真のついたファラオのマスクを付けたデモ参加者は広場でラクダに乗ろうとした。しかし、頑固なラクダは、彼を振り落とした。この時、党員らによってなんとか地面に落ちるのを逃れたファラオの面をつけたこの人は、二度目の挑戦でラクダに乗れた。

デモ隊は「エジプトの抵抗、万歳!」と「タクスィム広場は、タフリール広場だ!」というシュプレヒコールと共に、タクスィム広場に向かって行進を始めた。イステクラール通りで観光していた観光客や市民は、ラクダの行進を驚いた様子で眺め、写真を撮った。デモはタクスィム広場で終わり、ラクダの背中のファラオ面の人は、党員に引かれて地面に降りた。地面に座らせられたラクダの背中に今度はトルコ国旗を持った人が乗った。

「人民の声」党イスタンブル支部長アブドゥラー・デミルハン弁護士は記者会見を行い、「エジプトは、人々の声を無視する独裁者に対する人々の力を示す誇り高き抵抗において、一人ではない。タフリール広場は、もはやカイロの広場の名前ではない。タフリールは、自由、公正への渇望の声、独裁者の支配と貧困と不正に対する怒りに震える人々の声である。タクスィムからタフリールにエールを送る。人々の声が海となり、ファラオを沈めるだろう。エジプトであがった人々の声は、チュニジア、アルジェリア、イエメン、トルコ、さらに世界のそのほかの場所であがった声と異なるものではない」と述べた。
この会見のあと、ラクダは引っ張られて広場を後にし、グループは静かに解散した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:21388 )