フィールーズアーバーディー軍統合参謀長「外国艦船のペルシア湾への往来は、われわれのコントロール下にある」
2011年02月01日付 Mardomsalari 紙
軍統合参謀長は、ペルシア湾海域に〔欧米などの〕地域外諸国の軍艦が行き来していることについて、「この地域には、我が方のペルシア湾艦隊が展開しており、〔船舶の〕詳細について登録を済ませた上で、彼ら〔欧米諸国の軍艦〕に往来の許可を与えている」と言明した。
軍統合参謀長を務めるセイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー少将はファールス通信とのインタビューのなかで、ペルシア湾岸海域を地域外諸国の軍艦が往来していることについて、次のように明言した。「アメリカやイギリス、フランス、ロシアその他の艦船がペルシア湾に立ち入るようなことが常態化するようになって、すでに久しい。こうした事態は、この地域の石油資源に対する彼らの貪欲ぶりを示すものだ」。
フィールーズアーバーディ氏は続けて、「彼らは互いに協定を結んで、〔地域への〕プレゼンスを維持するための費用をそれぞれ分担し、〔それに応じて〕地域の石油資源を略奪したときの分け前を手に入れようとしている」と述べた。
同氏は、〔ペルシア湾〕北部からホルモズ海峡に至るまでのペルシア湾〔海域〕は、イラン・イスラーム共和国にとって自らの〔国土の〕南岸と見なすことができると指摘した上で、この地域には我が国の島嶼部ならびに巨大な石油・経済資源が存在すると述べて、「この地域には我が方のペルシア湾艦隊が展開しており、ペルシア湾のコントロール〔‥‥〕を行っているだけではなく、この海路を往来しようとする艦船に対し質問を行い、目的地や荷物を問いただし、〔船舶の〕詳細について登録を済ませた後、これらの艦船に往来の許可を与えている」と語った。
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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:21404 )