エジプト中央銀行、証券取引再開を控えて為替市場に介入
2011年02月09日付 al-Hayat 紙
■ エジプト、IMFに依存せず
2011年02月09日付『アル=ハヤート』紙(イギリス)HP経済面
【カイロ:ハーラ・アーミル】
エジプト政府は「通貨・金融に関する援助は不要であり、国際通貨基金(IMF)には頼らない」ことを強調し、「政府が講ずる措置は、現在の危機的状況を打開するのに十分である」との見解を示した。
エジプト中央銀行は昨日(8日)、エジプトポンド保護のため為替市場に介入し、一昨日(7日)の終値1ドル5.952ポンドから上げて1ドル5.87ポンドとなった。これは政治的な抗議運動が起こってから初めてのことである。1月25日に現在の事態が始まってからエジプトポンドは続落しており、市場は1週間にわたって取引を停止した後、一昨日(7日)に再開している。ヒシャーム・ラーミズ中央銀行副総裁は市場への介入を認めたが、その規模については明言しなかった。
市場関係者は中央銀行について「来週の株式市場の取引再開を前に信頼の回復に努めており、今回の危機が株式に及ぼす損害の規模は、エジプトポンド相場の今後の変動に大きく左右されることになるだろう」と語っている。
(後略)
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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:21445 )