大統領「国民の下僕たる者がイマームの方針から乖離することはあり得ない」
2011年02月06日付 Jam-e Jam 紙
大統領は、イラン国民の下僕たる者が亡きイマーム〔・ホメイニー〕の方針や理想、真理から僅かでも乖離するようなことは、決してないだろうと強調しつつ、「いかなる権力者・現世崇拝者であろうとも、もし彼らがイラン国民の進路に立ちはだかり、彼らの歩みを邪魔立てしようものならば、我々は全世界を相手にしてでも、全力で彼らの脆弱なる人間性に抵抗することになるだろう」と述べた。
〔‥‥〕
大統領は、「イスラーム革命は神の預言者たちの召命に次いで最も偉大な運動であり、それが人間社会の完成を目指すものであることは、今やすべての人々にとって明らかとなっている」と指摘した上で、「〔神の〕祝福に満ちた革命の命が年齢を重ねれば重ねるほど、イラン国民はますます歓喜して、力強く、革命の至高なる理想を歩み続けるだろう」と述べた。
アフマディーネジャード大統領はさらに、「時の経過とともに、当初のエネルギーは失われ、歩みは逸脱し、あるいは弱体化に直面しているその他の運動とは反対に、イスラーム革命は日に日に喜びと成熟の度を増している。堕落した世界の国々はどれも、上昇を続けるイスラーム革命の動きを止めることができないばかりか、むしろ革命運動の加速を促してしまっている」と指摘した。
〔‥‥〕
同大統領はさらに、「神聖なる価値、正義、そして人間の尊厳を求める世界中のあらゆる人々が、イスラーム革命に関心を示し、それを自分たちの革命だと感じるようになっている」と続けた。
大統領はその上で、「抑圧諸国の首領どもはかつて、イスラーム革命などその中心から一掃してやるなどと叫んでいたが、今や革命は、世界の至る所で彼らを受動的で弱々しい立場に追い込んでいる。〔革命意識が〕完成した人々、そして〔世界の〕諸国民は、抑圧者たちへの反対運動を起こし始め、彼らに圧力をかけるようになっているのだ」と述べた。
大統領は昨日、テヘラン州各地で集団礼拝導師を務める宗教指導者たちとも面会し、そのなかで、「イスラーム革命の思想〔の有効性〕はイラン国内にとどまるものではなく、それは〔世界の〕全ての国に輸出されうるものなのであり、今や世界の栄光と進歩の頂を一つ一つ着実に征服しつつあるのである」と語った。
〔‥‥〕
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
関連記事(ハーメネイー最高指導者、チュニジアとエジプトでの混乱についてコメント)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:野田奈巨 )
( 記事ID:21466 )