ザフェル・チャーラヤン国務大臣は、反政府デモが起きているリビアのベンガジ市やデルネ市にあるいくつかのトルコ系建設会社の資材置き場で深刻な強奪・略奪が起きていると述べた。
チャーラヤン国務大臣は様々な会談を行うためにブリュッセルに行き、そこで新聞記者らに対して行った会見で、リビアにおいて事業を展開しているオザルトゥン社、メサ社、システム社、アルセル社の資材置き場で略奪が起き、この件に関して昨日からリビアと頻繁に連絡を取っていると述べた。
「そこにいるトルコ人労働者、我々トルコ企業の命や財産の安全を守ることに関して駐トルコ・リビア大使と長時間に及ぶ話し合いを行った」と述べたチャーラヤン国務大臣は、次のように続けた。「トリポリでは全く問題なく日常生活を送っている。ただベンガジでの動乱で我々トルコ企業の工場が強奪や略奪にあっている。そこにいる我々トルコ国民の大部分はべンガジにいるリビア人の友人の家に避難している。他の一部の人々も安全な場所へ避難しているようだ。昨晩、大使と行った話し合いで、帰国を希望している人々の出国手続きが一刻も早く行われることが必要であると話した。ベンガジにはトルコ航空の定期便も飛んでいるのだから。
トルコ航空の職員と外務省員が話し合いを行っているところだ。出国手続きは今日にも始められる予定である。」チャーラヤン国務大臣はこの事件全てをリビアのせいにするのは間違っているとし、次のように述べた。「この動乱が一刻も早く終わり普通の生活に戻れること、ここでの我々トルコ企業・国民の命と財産がちゃんと保障されることを願っている。」
チャーラヤン国務大臣は出国手続きの件に関しては極端な混乱は起きていないと述べ、希望者がトルコに帰国することができる方向で作業を行っているところであると繰り返した。
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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:21567 )