ギュル大統領の仲介でイランで二人のドイツ人記者解放
2011年02月20日付 Yeni Safak 紙

スパイ容疑で、長期間、イランで拘束されていた2人のドイツ人記者の為に、アブドゥッラー・ギュル大統領が仲介に入り、その努力が実を結んだ。ギュルは、イラン訪問の間にこの問題をアフマディネジャド大統領に話し、記者を解放させた。

スパイ容疑でイランで収監されていたドイツ人記者が解放された。ビルト紙のカメラマン・イェンス・コッホ氏と記者のマルクス・ヘルヴィヒ氏が、アブドゥラー・ギュルの仲介で解放されことがわかった。

イラン訪問の前にアブドゥラー・ギュル大統領と電話で話したドイツのクリスティアン・ヴルフ大統領は、二人のドイツ人記者がイランでスパイ容疑で拘留されていると述べ、解放の為にギュルに協力を求めた。アブドゥッラー・ギュル大統領は、イラン訪問でこの状況をイランのアフマディネジャド大統領に説明し、「了解」の返事を得た。ギュル大統領は、これを受けてイラン大統領にドイツ人記者を自分の飛行機に乗せると述べた。しかし、解放までの手続きが長引き、拘留されていたドイツ人記者は、ギュル大統領の飛行機に間に合わなかった。タブリース県知事は、ギュル大統領一行の関係者に対して、記者は遅くとも一週間以内に解放されるという確約をした。イランで先週起こったこの出来事に続きドイツ人記者は昨日イラン当局により解放された。

■20カ月の懲役が確定していた

昨年の10月にイランに来たビルト紙のカメラマンであるイェンス・コッホ氏と記者のマルクス・ヘルヴィヒ氏は、「観光ビザで入国した」ため逮捕された。その後、スパイ容疑で20カ月の懲役が判決された。イランの裁判所が昨日下した決定によって5万ドルずつの罰金に変えられた。その後、ドイツ外務省は、記者が解放されたことを発表した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:21576 )