トルコ・フェリーはイラン人を乗せてくれなかった―イラン報道
2011年02月28日付 Radikal 紙

イランのファールス通信は、リビアで孤立しているイラン人労働者15人が、トルコ政府の送った船に「場所がない」ため乗船できなかったと伝えた。

革命防衛隊に近いファールス通信社は、リビアの石油採掘業で働く15人のイラン人労働者救出のため、イラン当局がトルコ側担当者と交渉し、トルコ国民救出のためにトルコからリビアへ送られる船にこのイラン人グループも乗船することで同意を得ていたと明らかにした。同通信は、リビアへ向かったトルコ船が、他国の国民が乗船しておりイラン人には場所がないと乗船拒否したと主張した。報道では、これはトルコに相応しくない意味深長で名誉を傷つける事件であるとされ、この問題でイランの高官の間で当惑が広がっていると伝えられた。

また同通信は、孤立しているイラン人について情報を得たマフムード・アフマディネジャード大統領が救出手配に自ら動いていたと伝えた。イラン高官は、リビアのベンガジ市で助けを待つイラン人の救出のため航空機を送ることを計画したが、リビアの空港は適切でないとの理由から、他国が送る船でグループをこの国(リビア)から脱出させることを目指していたという。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:21666 )