「バフマン月25日」で殉教したジャーレ氏の葬送の儀式、執り行われる
2011年02月17日付 Jam-e Jam 紙
2011年2月16日ジャヴァーン紙2面に掲載された写真を転載
2011年2月16日ジャヴァーン紙2面に掲載された写真を転載

昨日、テヘランで起きたバフマン月25日〔2月14日〕の暴動で殉教した、テヘラン芸術大学の学生、サーネ・ジャーレ氏の遺体を葬送する儀式が執り行われた。国民各層からなる多くの人々がこの葬儀に参列し、声を一つにして、「反乱の指導者たちとその支持者たちを裁く時期にきている」と叫んだ。

 これと時を同じくして、イスラーム宣伝調整評議会は声明を発表し、バフマン月29日〔2月18日〕の金曜礼拝後に全国で開かれる予定の抗議デモに参加し、最近の事件に対する嫌悪の念を表明するよう、イスラーム的イランの聡明なる人民に向けて呼びかけた。

 ジャーメ・ジャム紙によると、国会議員らも参列した殉教者ジャーレ氏の葬送の儀式で、参列者らはイランの国旗やバスィージ学生であった殉教者サーネ・ジャーレ氏の遺影、そしてハーメネイー・イスラーム革命最高指導者やイマーム・ホメイニーの写真を掲げた。

 葬儀に参列した人々は、「われわれのスローガンは、ひとことで言えば裁判だ〔=ムーサヴィーらを裁判にかけることだ〕。それだけなのだ」、「神は偉大なり、ハーメネイーは指導者なり」〔※「神は偉大なり、ホメイニーは指導者なり」が普段の決まり文句〕、「アメリカに死を」、「イギリスに死を」、「我が国民は目覚めている、逆徒にはうんざりだ」などのシュプレヒコールを口々に叫び、なかにはムーサヴィーやキャッルービーを公開処刑に処すよう求める参列者もいた。

 またサーネ・ジャーレ氏の遺体の入った棺の正面を行進していた一部のバスィージ隊員らは、「指導者に命を捧げる」と書かれた白の経帷子を身にまとっていた。

 さらに、バッテンマークや処刑のサインが描かれたムーサヴィーやキャッルービーの写真を掲げた人もいた。

 ホッジャトルエスラームのセイエド・モハンマド・ハサン・アブートラービー=ファルド国会副議長は、殉教者サーネ・ジャーレの遺体を葬送する儀式の中で、国際的な犯罪者たち、世界を食い物にするアメリカ、そしてそのアメリカに雇われた傭兵どもの手は、イスラームの祖国の最良の若者たちの血で汚れていると指摘し、「アメリカとその傭兵どもは、この反乱で陰謀をめぐらし、一つに団結した我が親愛なる国民、そしてイスラーム共同体にくさびを打ち込もうと目論んでいるのだ」と述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21700 )