アリ・ババジャン国務大臣兼副首相は、4月末または5月初頭ごろにトルコでG20会議が行われることを明らかにした。
ババジャン国務大臣兼副首相は、アンカラのクズルジャハマム郡で行われた投資環境改善調整評議会 (YOİKK)の会議に参加した。開会挨拶で、2011年はすべてがオートパイロットのようにはいかない1年になるだろうと語り、「2011年は、一分一秒が肝心です。日々の進展を追跡し、それにより決定を下して業務を方向づけられねばなりません」と強調した。
また、「今年(2011年)は、怠ける暇は断じてない、そんな余裕はない」と述べ、 確かな政治を継続する必要があり、まずは安定が優先されると語った。
■G20会議
ババジャン国務大臣兼副首相は、「4月末または5月はじめにトルコでG20会談を開催する予定です」と述べた。またこの会談がG20の今期議長であるフランスとともに、フランス‐トルコが共同議長となり開催されることについても口にした。
ババジャン国務大臣兼副首相は、イスタンブルで開かれるこの会議で世界のエネルギーと食料の価格が議論されるとして、「G20の開催は、参加の規模、そして世界への影響という観点からも極めて重要である。食料とエネルギーの両方がトルコで議論されることにも、世界的に見て別の重要な意義があることは間違いない」と話した。
2010年は、世界同時不況の新たな局面を見せられた年だったと話すババジャン国務大臣兼副首相は、「あえて新たな局面と言いましょう。まだ不況は終了しておらず、局面が変化しながら続いているのですから。」と述べた。ババジャン国務大臣兼副首相はまた、2011年のはじめ以降、一方では食料、他方では石油の価格高騰により別の局面を迎えた不況を目の当たりにしており、これにトルコも影響を受け始めていると語った。
そして、2011年は石油と食料の価格が優先事項となる1年になるだろうと述べた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:21724 )