就学困難な農業労働者の子供たちに補習教室ーシャンルウルファ
2011年03月05日付 Yeni Safak 紙

シャンルウルファの小学校でなされているプロジェクトの一環として、農家の家族を手伝うために遅刻し、早退しなければならない状況にある子供たち向けに、週末の補習授業が行われている。

トルコとEUの間の金融協力において進められている、「加盟前金融支援協定(IPA)」の「人材育成」の枠組みにおけるプログラムの一環として、(シャンルウルファの)エルトゥールル・ガズィ小学校で「綿花畑ではなく学校に行きたい」プロジェクトが実行に移された。

このプロジェクトは、農家の家族を手伝うために、遅刻し、早退しなければならない状況にある子供たちのために、週末の補習授業を行うというもので、まだ始まったばかりだ。プロジェクトに関して、保護者対象に説明会が行われた。

プロジェクト・コーディネーターであるハッラン大学文理学部セルダト・ベネキ准教授は、説明会で、まだ新しいこのプロジェクトの対象は、ハヤティ・ハッラーニ地区にあるエルトゥールル・ガズィ小学校の児童のうち、退学や留年のリスクの高い子供たちだと述べた。

ベネキ准教授は、このプロジェクトの枠組みにおいて女子児童100人と男子児童50人の計150人が補習授業を受けていると言い、「プロジェクトの目標は、貧しくて通常の教育システムから落ちこぼれる子供たちを新たにそのシステムに組み込むため補習教育プログラムを構築すること、また、教育する側である学校がその機能を、そして学校、家族、子供の絆を強め深めることです」と話した。

セダト・ベネキ准教授は、このプロジェクトには小学校6・7・8年生の児童が参加していると述べ、「15人の教師が、プロジェクトが終了するまで土・日曜日に児童に授業を行います。6月に学校が休みに入るとき、プロジェクトも休みに入りますが、秋に学校が始まったらプロジェクトもまた再開します」と言った。

説明会ではその後質疑応答の時間が設けられ、保護者のなかには、プロジェクトを支持し子供が教育を受けるためにできる限りのことはすると言う者もいた。また、保護者の何人かは5月中旬に季節労働者としく出稼ぎに行くが、預け先がないために子供たちも連れていかなければならない状況にあることを話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:21725 )