アーヤトッラー・マフダヴィー=キャニー、専門家会議議長に選出
2011年03月09日付 Jam-e Jam 紙

昨日、専門家会議議長選挙が無風状態のまま、きわめて友好的な雰囲気の中で行われた。その結果、86年〔西暦2007年〕以降、アーヤトッラー・アクバル・ハーシェミー=ラフサンジャーニーが務めてきた同職が、63票を集めたアーヤトッラー・モハンマド・レザー・マフダヴィー=キャニーに委ねられることが決まった。

 マフダヴィー=キャニー氏が昨日、専門家会議の議員らから同会議の新たな議長に選出された背景には、前議長のアーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーがアーヤトッラー・マフダヴィー=キャニーを支持して、議長選への立候補を辞退したことが指摘できる。

 ここ数週間から数ヶ月の間、一部のメディアはアーヤトッラー・マフダヴィー=キャニーとアーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーが対立しているかのように言い立て、専門家会議議員らの間に亀裂を生じさせようと画策してきた。こうした中、ラフサンジャーニー氏は何度も統一と団結の必要性を強調、現下の状況で緊張や対立を惹起するようなことは、厳に慎むべきだと表明していた。

 同氏は、第4期最高指導者専門家会議の第9回会合の開会式での演説でも、同じことを強調していた。

 複数の通信社が報じたところによると、昨朝、専門家会議議長として最後の演説に臨んだハーシェミー=ラフサンジャーニー氏は、同会議の運営理事会選挙について、「ここ数ヶ月間、専門家〔会議の議員らの動向〕をめぐって喧騒が生じ、ほとんどあらゆる問題に影響を与えるまでになっていた。こうした対立の存在は実に有害である。もし本会議においてこうした対立が生じれば、他の場所にもすぐに伝染してしまうだろう」と述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21789 )