サイヤーリー国軍海上部隊総司令官「シオニスト体制の要求に対し、我々は力強い姿勢を見せつけた」
2011年03月06日付 Jam-e Jam 紙

国軍の海上部隊総司令官は、「スエズ運河を経由して地中海に派遣された艦隊が任務を遂行していた際、シオニスト体制の部隊がわが軍に対し身分を名乗るよう求めてきた。しかしシオニストたちは、イラン国軍派遣艦隊の力強い対応に直面した」と語った。

 ファールス通信によると、国軍海上部隊総司令官のハビーボッラー・サイヤーリー海軍少将は昨日、地中海に派遣された国軍艦隊の任務の成果について報告するために開かれた記者会見において、「この艦隊は、国軍の第12艦隊で、バフマン月上旬〔1月下旬〕に任務の遂行、つまりアデン湾における我が国の海上交通路の確立を図るために、同地域を航行していた。これまでの艦隊との違いは、ノウシャフルにあるイマーム・ホメイニー海洋大学の学生たちが同乗していたことだ」と付け加えた。

 同氏はさらに、この任務は以前からの計画にもとづいて行われたものだと述べたうえで、「この任務は、地域にきわめて大きな影響を与えた。それは、イスラーム共和国の進歩を見せつけるもので、敵はそのことに不快感を示しているが、彼らの不快感こそが我々の喜びである」と強調した。

 サイヤーリー氏は続けて、この任務の遂行を邪魔しようとシオニスト体制が妨害をしてきたことについて指摘し、次のように語った。「彼らはエジプト、さらにはシリアにまで圧力を加えて、われわれの間の協力を阻止しようとしてきた。そればかりか途中で脅迫を行い、地域が危険であるかのように装おうとしてきた。しかしわれわれは、そうした動きには目もくれなかった」。

 同氏は、「シオニスト体制の部隊が海上において、我が艦隊に対して身分を名乗るよう要求してきたことすらあった。しかし我々は彼らに対して、『お前達には関係のないことだ。黙れ』と言ってやった。その後、我が方はシオニスト体制の要求には一顧だにすることなく、航行を続けた」と語った。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:21799 )