震災地在住のトルコ人、無事確認―在日トルコ大使談
2011年03月13日付 Milliyet 紙

アタジャンル駐日大使は、日本での大地震の災害に立ち向かっていくことを示した。
日本史上、最大の地震といわれていると述べたアタジャンル大使は、「これまで最大とされていたのは1923年の地震である。11万人の死者を出した。今回の地震の被害はそれよりも大きいだろう」と述べた。
東京、大阪と名古屋のような大都市では、生活の大半が元通りになったと述べたアタジャンル大使は、次のように言葉をつづけた。
「しかし、東北では、津波が直撃した宮城のような県で、何と不幸なことか、悲惨な状況が起きている。この地域で20から25人のトルコ人がいるのがわかっている。彼らと初日から連絡を取ろうとした。最初の日は、連絡がつかなかった。明らかなように、携帯電話のネットワークがブロックされてしまっていた。しかし、この地域の近くに住んでいるトルコ人を介して、間接的ではあるが情報を得た。それは我々を安心させるものであった」
アタジャンル大使は、赤新月社や捜索救援協会(AKUT)その他の市民団体などが日本にやってきて、一部が被害地に向かって、活動を始めたと述べた。
宮城県と東京の地理的に真ん中にある原子力発電所で問題が起こっていると述べるアタジャンル大使は、「地震で発電所内の原子炉の一つの冷却システムが不能になった。この状態は、原子炉にとって最も致命的な事態である。このままいけば、加熱され、放射能が流出し、放射能危機が起こる」と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:21811 )