ハーメネイー最高指導者「情報省は情報ジハードの拠点だ」
2011年03月05日付 Jam-e Jam 紙
イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は木曜日朝、情報省の視察に訪れ、「時のイマームの無名戦士たち」〔※情報省職員のこと〕が成し遂げたさまざまな活動・成果に関する展示会を訪問、同省の幹部や職員たちと面会した。
革命最高指導者は情報省内に足を踏み入れてまず最初に、同省にある3名の無名殉教者たちの墓を訪れ、コーランの「開扉」章を朗唱、「聖なる防衛」〔=イラン・イラク戦争〕で亡くなった殉教者たちを讃えた。
〔‥‥〕
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はまた、情報省の幹部や専門家、職員らの前で、「時のイマームの無名戦士たち」の献身的かつ愛にあふれた努力に感謝の言葉を述べ、同省の存在こそイスラーム革命の数少ない成果の一つだとした上で、次のように強調した。「情報省は信仰心と責任感が高く、専門的知識と情熱、そして革命的精神にあふれた人々の尽力によって、革命に大いなる貢献をなしてきた。現在も、今日的世界における情報戦争の分野での偉大なる闘争とジハードの拠点として機能している」。
〔‥‥〕
ハーメネイー最高指導者はまた、情報相に謝意を示した上で、演説の別の箇所で、地域で日増しに高まるイスラームの目覚めはきわめて重要な出来事だと指摘した上で、次のように付け加えた。「現在の地域情勢が、世界の未来に影響を与えるであろうことは間違いない。それゆえ、情勢を積極的に観察し、そのさまざまな側面について正確に調査することが必要だ」。
同氏はさらに、現在地域で起きているイスラームの目覚めは、イラン・イスラーム共和国からインスパイアされたものであり、イラン国民による抵抗の結果なのだと述べ、「アメリカを筆頭とする抑圧戦線は、〔エジプトなどで起きた〕人民運動のモデルがイラン・イスラーム革命であることをよく知っている。だからこそ、このモデルが失敗に終わったモデル、破綻したモデルであるかのようにみせようと躍起になっているのだ。しかしバフマン月22日〔2月11日の革命記念日〕での数百万人もの大群衆の前では、彼らも無力だった」と強調した。
〔‥‥〕
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
関連記事(革命最高指導者「中東の諸国民はアメリカによる干渉にほとほと嫌気が差している」)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21826 )