メルスィン・アククユ原発計画に反対派、抗議―日本の原発事故を受け
2011年03月15日付 Radikal 紙


日本での震災の報を受け、メルスィン県ギュルナル郡のブユケジェリ町で、同地区の人々は、アククユ原子力発電所建設計画に反対のデモをした。

トルコとロシアの間でアククユ原子力発電所建設に関する契約が署名された後、決定に対して何度も抗議を繰り返している当地区の住民は、日本が直面している危険を目にし、不安を募らせている。日本で起きた原発事故がトルコで起きないことを望むとするギュルナルの居住者らは、日本をよく見るべきだといった。同地区には比類ない海や美しい自然があるという住民は、「トルコは日本の様子を見て何も学ばないのか?天国のような我が国土にこのゴミ山を築いて欲しくはない。なぜ我々をロシアに売るのだ?我々は売り物ではない」と言い、反発を示した。ビュユクエジェリに居住して農業を営む2児の母で44歳のネリマン・デレさんは、「死んでもここに原子力発電所を建設することは認めない。なぜ私たちはロシアに売られ、彼らのゴミ捨て場となることを宣告されるのですか?私たちに何の罪があるのか?将来の世代に、呪われろと言うのですか?」と言った。

ビュユクエジェリ・ジュムフリエト地区の前村長で64歳のムスタファ・ギョク氏によると、「我が国にチェルノブイリは御免だ。見てみろ、事態は明らかだ、日本での事故をトルコが目に入らないのか?見て学ぶべきだ。私の故郷を誰にも火で焼かせない。私の祖父はこの国のために祖国解放戦争に際し、チャナッカレで殉死した。血を流してまで手に入れた我が国土に毒で汚すことを誰も望まない。原子力発電所はいらない」と述べた。

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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:21827 )