歌手のタトゥルセル氏への襲撃で使用されたライフル銃が、クルド労働者党(PKK)から提供されたか否かが捜査される中、テロ対策班による作戦で、逮捕者の数は22名となった。
歌手のイブラヒム・タトゥルセス氏への武装襲撃で使用されたカラシニコフモデルのライフル銃が、分離主義テロ組織から提供された疑いで捜査されている。捜査の結果により、武器が組織から得られたのか否かが明らかになる。
組織犯罪対策局の職員らは昨晩、オメルリ・ダムの周辺捜査で、カラシニコフモデルのライフル銃を発見した。このカラシニコフ銃について研究所で弾道調査が行われ、襲撃で使用された武器であることが明らかになった。警察は、この武器が容疑者らへ分離主義テロ組織PKKから提供された疑いについて捜査を行っている。これにより今回の襲撃がテロ組織と繋がりがあるか否かが明らかになる見込みだ。
一方で、タトゥルセス氏が襲撃事件の2日前、政界に入らないよう分離主義テロ組織から脅迫されていたことが強調された。
■逮捕者は22名に
イブラヒム・タトゥルセル氏に対する武装襲撃に関連して、テロ対策担当局の職員が作戦を実行し7名がさらに拘束された。これにより捜査における逮捕者数は22名となった。
組織犯罪対策局の職員は、イブラヒム・タトゥルセス紙になされた武装襲撃に関係して、アブドゥッラー・ウチュマク氏を含む14人を拘束した。その後、バルケスィル県警察本部は、歌手イブラヒム・タトゥルセル氏への武装襲撃に加わったと主張されるエルシン・アユ氏を、バルケスィル県カレスィ地区でとりおさえた。容疑者はイスタンブル県警察署に連行された。この際、テロ対策担当局の職員も作戦を遂行し、襲撃に関係があるとみられる7人を拘束した。これにより逮捕者数は22名に上ることになった。
今回の襲撃は分離主義テロ組織と関係しているとみられており、逮捕もこの観点から行われたと伝えられている。
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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:21862 )