トルコ、NATOサミットでリビア空爆見直しを求める
2011年03月20日付 Radikal 紙
NATO加盟国の大使によるブリュッセルでの会議で、リビアへの軍事作戦と制裁が議題となった。
NATOのある情報筋は、NATO本部で行われた緊急会議について、NATOのアナス・フォー・ラムスセン事務総長が、今日会議に参加した28カ国の大使に決議を促した事を伝えた。今日の会議で結果が得られないなら、サミットが明日も続けられるという。
一方AFP通信は、トルコがリビアへの飛行禁止空域設定に反対したと伝えた。AFP通信がNATO外交筋から得た情報によると、トルコは今日の会議で、NATOがリビアへの軍事作戦計画を見直すよう要請したという。このNATOの外交官は、「トルコ大使は、連続する空爆によって市民が犠牲になっていることを考慮し、NATOが国連の決議1973の適用に関し、果たすべき役割を見直すことを要請した」と述べ、トルコが、リビアへ向けて昨日始まった空爆(による市民の犠牲)が「NATOにとってパラメーターを変える事実であり、このことも計画に反映される必要がある」という方向の見解を伝えたと話した。
その外交官は、「もし飛行禁止空域の設定が決議されても、トルコはNATOがその実施に距離をおく必要があると言った」と述べた。外交筋は、現在までトルコへの軍事分野での要請はないことを明らかにした。
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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:21882 )