アフマディーネジャード「“イラン”の名の強調は、責任感に由来」
2011年03月13日付 Jam-e Jam 紙
大統領は、「“イラン”の名を強調しているからといって、それはナショナリズムとか、部族主義的な考え方とか、あるいは利己主義とかに起因するものではない。むしろ、これは一つの歴史、抵抗〔の歴史〕から立ち上がってきた一種の責任感と使命感に由来するものなのである」と述べた。
イラン国営放送によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はイラン国立考古学博物館でイスラーム諸国・非イスラーム諸国、合わせて30カ国の大使らの出席のもと催された国際シンポジウム「平和のための戦争」の席上、2500年に及ぶイランの歴史に言及し、「我がイラン国民の歴史上、ほんのわずかな期間ですら、われわれが他の民族に対して侵略・破壊を行い、屈辱を与えたことは一度もない」と述べた。
大統領はさらに、次のように付け加えた。「《
キュロス憲章》には四方を治める支配者〔=神?〕の存在について言及がなされ、他者の権利に対する迫害・侵害・略奪、ならびに人々への侮辱は禁止であること、奴隷を所有したり、他の民族の文化を侮辱する権利は誰にもないことなどが、高らかに宣言されている」。
大統領はその上で、「こうしたことはその後も続いた〔=キュロス以来、イラン国民は他の民族と平和共存し、彼らを尊重してきた〕。今日まで、他の民族を略奪するためにイラン国民が遠征を行ったことは、歴史上一度もないということだ」と語った。
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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:21912 )