マジード・ナームジュー電力相は国会から僅差で信任を受け、閣僚のイスに留まることに成功した。あるいは、大統領の言い方を借りれば、「政権の良き息子」が内閣に留まる許可を国会は与えた。
ジャーメ・ジャムの報告によると、国会は昨日、マジード・ナームジュー電力相に対する問責案を、賛成101票、反対102票、棄権6票(出席議員246名、投票数209票)で否決した。
大臣を罷免する際、国会議員は以前に与えた信任票を撤回しなければならないことから、問責への賛成票が出席議員の投じた票の総数の半数プラス1以上の票数となって初めて罷免は成立する。こうしたことから、棄権票は問責への反対票と見なされる。そのため、ナームジュー電力相は全体のうち108票の信任票を国会議員らから得て、閣僚ポストを維持、内閣に留まることに成功したとも言える。
しかし、150名の議員が同相を支持する書簡を発表したにもかかわらず、同相への票が割れたことは、同相のパフォーマンスに対する一部議員らの不満がいまだ多くくすぶっていることを物語っている。
一部の議員はジャーメ・ジャムとのインタビューのなかで、今回票が割れたのは、〔ナームジュー電力相への支持を表明する書簡に署名した150名の議員のうち〕40名の議員が投票に参加しなかったことが原因であるとした。また別の一部の議員は、ナームジュー電力相に対する不満と異議が蓄積していたためだとした。
エッザトッラー・デフガーン議員(ドルード及びアズナー選出)は、ナームジュー電力相に対する問責は政治的な動機によるものではないとしつつ、原理派は同氏のパフォーマンスに不満を抱いていたことを強調した。またセイエド・メフディー・サーデグ議員(アースターネイェ・アシュラフィーイェ選出)も、電力省の活動範囲が広すぎることに多くの批判があったことに触れ、リソースは限られているのにもかかわらず、水道問題など要求や不満は無限に多いことが、同相へのこうした〔問責賛成の〕票につながったと指摘している。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21946 )