エルドアン首相、「指揮権はNATOに。フランスは枠の外」
2011年03月25日付 Radikal 紙
エルドアン首相は、リビアへの攻撃に関し、その指揮権がNATOに移ったとのべ、「フランスは(この問題の)圏外となった」と述べた。世界のメディアは、リビア攻撃がNATOに移ったことを報じている。
エルドアン首相はリビアに対する制裁がNATOに移ったことに関して声明を発表し、NATOがこの件にかかわることは多くの点で事態を改善させるだろうと述べた。
エルドアン首相は、フランスはもはや圏外であるとし次のように述べた。
「フランスがこの問題で圏外にでることは、リビアにおけるプロセスにとって、とてもよい材料だと思っている。少なくとも、トルコとしては、我々の兄弟であるリビアのために我々ができることがたくさんある。
願わくば、NATOだけが単独で行動するのではなく、アラブ連合も協働し、さらに、アフリカ連合も協働し、一緒に取り組もうではないか。なぜなら、アフガニスタンでは間違いが犯された。イラクでもそうだった。同じ間違いがリビアでもおかされることを我々望まない。このトルコの主張はNATOで受け入れられた。1970号および1973号決議に関連してとられる措置は、現在、こうした配慮のもとで行われている。
我々トルコ政府は、今晩(25日夜)も、再びリビア首相と夜中の2時半まで絶えず、電話連絡をとっている。特に人道支援の点でトルコが何ができるかを、ダヴトオール外務大臣と絶えず電話で協議した。
人道支援の点では、トルコとしての懸念を表明するつもりだ。この点でリビアを孤立させることはしない。トルコはリビアの分割や分断を防ぐことを目的とする行動を、最後までつらぬく。」
■NATOの前線基地、イズミルに?
エルドアン首相は、NATOの(今回の行動での)空軍基地がイズミルになるという報道について聞かれると、「現時点では、他の場所もありえる。そうした方向での決定はまだ聞いていない」と述べた
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:21948 )