アルメニア系市民、OECDパリ常任大使に任官―トルコで初
2011年03月29日付 Hurriyet 紙

トルコは初めてアルメニア系市民を経済開発協力機構(OECD)パリ常任大使に任官した。

パリは(世界各国の中で)テロ組織アルメニア解放秘密軍(ASALA)がトルコ人外交官を最も多く襲撃している首都である。

トルコは、歳月を経てアルメニア問題解決を進める中、新たな試みを実現した。トルコは、アルメニア系市民ダロン・アジェムオール氏をOECDパリ常任大使に任官した。但し、同氏は、大学教員職を理由に、任官申し出を辞退している。アジェムオール氏は、「しかし、自身のキャリアを積む中で幾つか考えていることがあります。それらを実現した後、将来的な事として考慮いたします」と述べた。

任官に関する発表を行ったアフメト・ダヴトオール外相は、「敬愛なるアジェムオール氏は、この任官を非常に名誉に思い、一大学教員及びトルコ共和国国民として、自身にとって最も誉れ高い職務であると伝えられました。但し、現在、進めておられる学術研究を理由に、少なくとも将来的段階にて、この任官を肯定的に判断したいと述べられました。しかし、将来、現在の学術研究がある段階に至った後に、この任に就くことが非常に名誉あることだと考えていると発言されました」と語った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:21977 )