トルコ、2010年経済成長率、欧州で1位、G20で3位
2011年03月31日付 Milliyet 紙

トルコはヨーロッパのリーダー:トルコは2010年のヨーロッパ内で成長率が一位となった。世界の発展途上国を含むG20の中での成長率は三位であった。

昨年にグローバル経済を牽引したのは発展途上国であった。グローバル経済の成長の原動力である中国は、昨年は第四四半期で前年同期比9.8%増、中国は一昨年9.2%の成長率であり昨年は通期で10.3%の成長率であった。

G20に属するトルコとアルゼンチンは2010年第四四半期は前年同期比9.2%増の成長率を記録した。このようにトルコとアルゼンチンはG20国の中では中国に次ぐ成長率の国となった。昨年度は通期で中国が前年比10.3%増でトップの成長率であった。アルゼンチンは昨年の第四四半期同様、通年でも9.2%増で中国に続いた。

トルコは、2010年通期で8.9%増の成長となりこの2国に続いた。アジアでは中国と日本の次に経済大国であるインドは2010年度が2011年3月31日が期末である。インドの経済は当該期間に8.5%増の成長が見込まれている。発展途上国の中では、ラテンアメリカの最大の経済発展国であるブラジルの成長率は7.5%増であった。

■ヨーロッパでトルコ成長率一位

トルコは昨年の第四四半期、及び通年でもヨーロッパで一番の成長率を記録した。

EUの中で、昨年の第四四半期に最も成長率が高かったのは7.2%増のスウェーデンであった。スウェーデンに続くのは6.6%増のエストニア、5.0%増のフィンランドであった。ヨーロッパの経済を支えるドイツは第四四半期に4.0%増、フランスは1.5%増、イギリスは1.5%増であった。ドイツは通期前年比3.5%増、イギリスは1.5%増、フランスは1.5%増、イタリアは1.3%増を記録した。

ヨーロッパの27カ国が加盟しているEUは昨年第四四半期では前年同期比2.1%増、17カ国が加盟しているユーロ通貨圏は、同期比2.0%増となった。2009年では4.1%減となったユーロ通貨圏は、通年で1.7%減、EUは2009年に4.2減であったが2010年は1.8増を達成した。前年にEU及びIMFから1.1億ユーロの資金援助を受けたギリシャは6.6%減となった。

■成長率8.9%

トルコ統計局(TUIK)は、トルコ経済が前年比8.9%伸びたと発表した。

トルコ統計局は、生産サイドの国内総生産GDP(GSYH)は2010年第四四半期の結果がを発表されたした。

これによると、成長速度は2010年第四四半期は9.2%であった。第四四半期のGDPの額は、2982.94億リラ(2047.66億ドル)に到達した。前年1年の成長率は、前年比8.9%増であった。前年のGDPは、1兆1051.01億リラ(7358.28億ドル)であった。また、2010年一人当たり国民所得は10079ドルとなった。

一方、日数調整後のGDP確定値は2010年第四四半期は前年同期比9.6%増となるだろう。季節、および日数調整後の前期のGDP比は3.6%増となった。

アリ・ババジャン国務大臣及び副首相は、以前の発表で2010年はトルコの経済成長率は8%を越えると予想していると述べていた。ババジャン国務大臣は、「2010年の経済成長率は8%超となると見られる。これは、ヨーロッパで一番であり、世界でも最も高い成長率の国の一つである」と述べていた。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:21992 )