トルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン首相がリビア指導者を支持しているとして、トルコ領事館の前に集まったグループがトルコ国旗を降ろすよう求めた。
総領事のアリ・ダヴトオール氏は、この件を外務省に報告し、反体制派によって組織された臨時評議会関係者と面会した後、一部の評議会メンバーが領事館の前に来た。領事館前に高射砲を積んだ車両で治安対策をとる反体制派は、冷静な対応をするようグループに呼びかけた。グループはスローガンを叫び抗議活動を行う一方、領事館内では対応に追われていた。領事館周辺の防犯カメラで事態を注視していた特別警察隊は、襲撃の可能性に備えて警戒態勢を敷いていた。
領事館では、ダヴトオール総領事の他に10名の領事館職員、5名のトルコ赤新月社職員、3名のUMKE(国民医療救助隊)職員、10名の特別警察、8名のメディア関係者の計36人がいた。ダヴトオール総領事は、抗議活動は継続しているがデモ隊の数は減っているとし、以下のように言った。「デモ隊は、国旗が降りるまで抗議を続けると宣言している。私たちは国旗を降ろさないと伝えた。私たちは国旗を降ろさないし、彼らも国旗を降ろすような真似はできない。領事館の中は、安全面において如何なる不安もない。デモ隊もこれに気付いている。事態を見守っているところだ」
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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:22040 )