チュブク国民教育相、高等教育資格試験のやり直しを否定
2011年04月06日付 Milliyet 紙

ニーメト・チュブクチュ国民教育相は、高等教育資格試験における「公式」疑惑に関し(注)、「だれかが特別扱いされたり、守られたり、ひいきされたりすることはあり得ない。こうしたシステムのなかで、それはありえない」と述べた。

注:本記事最下部にあるリンクから、前記事を参照ください。

チュブクチュ国民教育相は、トルコ特許研究所エクシビションホールで行われる「プロジェクト型成果コンテスト・トルコ決勝」の開会式を前に、記者団の質問に答えた。

チュブクチュ大臣は、「公式」疑惑を理由に、高等教育資格試験がやり直される可能性があるのかという質問を受け、この件については、詳細な発表が既に行っており、大学入試センターのアリー・デミルジ会長がこの問題とその経緯を、詳細に記者団に説明したとのべた。チュブクチュ大臣は次のように述べた。

「大学入試センターは、独立した、中立的な機構です。そして、この疑惑を調査し、検証する権限ももっています。また、この件は、すでに共和国検察局にも、調査が依頼されています。私は昨日も申し上げましたが、この件を、政治的に利用しようとする人々が、これを政府や、一部の個人に結び付けることは、それがどのようなことであろうとも、何をいおうとも、私としては、大学入試センター長の説明ですでに明解になっていることであり、疑惑には、具体的かつ明確に回答された、と思います。

だれかが特別扱いされたり、守られたり、ひいきされたりすることはあり得ません。こうしたシステムのなかで、それはありえないことです。我々には、この件を政治的に利用する意図は全くありません。同様に、この件をプラス、マイナスの両面で利用しようとする人々の扇動のものらないと、昨日、申し上げました。この件を、一刻も早く、政治的な材料にするのをやめにさせ、事態をはっきりさせることが必要です。この件での報道が、若者たちや子供たちに、大きな影響を与えていることを、よく知っています。国民教育省として、今考えていることは、若者たちが動揺することなく、一番いい形で二次試験に備えられるようにしてあげることです。繰り返しますが、この件で、信頼感が失わないようにしていただきたい。二次試験にむけ、健全に、かつ落ち着いて備えてもらいたい。この疑惑がまちがっていることが、一刻も早く明らかになることを信じています。そのようなことはなかったとわかっています。しかし、すくなくとも、具体的かつ、みなが納得する答えを、共和国検察庁が発表し、世間にそれが伝わることを期待しています。」

チュブクチュ大臣は、「その結果次第では、やり直しもありえるのか」との質問に対しては、「以前、公務員試験での問題でも、同じ質問が問われました。やり直すのか、しないのか、と。それを決めるのは私ではありません。この種の試験の、有効・無効をきめるのは私ではありません。しかしながら、試験を無効とする必要性のある事態ではないことは、明確に存じ上げています」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
問題の「公式」については、こちらを参照
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:22053 )