ロンドン・ヒルトンのトルコ人ウエーター、「高いワイン」で失業―裁判中
2011年04月09日付 Milliyet 紙
英国の首都ロンドンのヒルトンホテルでウェイターとして働いていたムスタファ・カンタルさん(62歳)が、テレビ番組プロデューサーに高価なワインを供したとしてプロデューサーのクレームを受けたことを理由に解雇されてしまった。
この事件は同ホテルで開催された「デジタル放送賞表彰式」の式中に起こった。「ヘルズキッチン」をはじめ有名なリアリティー番組のプロデューサーであるティム・ミラー氏に給仕していたカンタルさんは、ワインのメニューを説明していた。ミラー氏が「なんでもいい」と遮ったため、彼のテーブルに40ポンド(約98トルコリラ・約5550円)のピノ・グリージョや50ポンド(約123トルコリラ・約6930円)のリオハなどを出した。しかしミラー氏は会計伝票が来た後に、34ポンド(約84トルコリラ・4720円)の別のワインを飲みたかったのだと言い、ホテルの支配人らにカンタル氏についてのクレームをつけた。これを受けて解雇されたカンタル氏は、不当な扱いを理由にホテルを相手取って裁判を起こしている。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:22076 )