ハーメネイー最高指導者「中東地域で激変が生じている」「意志と意志の闘いにおいて、イランの力は世界の列強を上回っている」
2011年04月04日付 Jam-e Jam 紙

〈イスラーム革命最高指導者のお言葉(抜粋)〉
■人類は自然の世界と調和することができ、発展や成長、努力、革新、そして創造性のためにこの機会を用いることができる
■神と神への信仰に希望をもち、様々な困難に絶望せず、長期的・歴史的視野を持つことが進歩の秘訣であり、この精神をこれまで以上に強化しなければならない
■イラン・イスラーム共和国が擁する軍隊は国民を守る砦であり、この砦は常に堅固でなければならない

イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日、軍ならびに治安関係の司令官や責任者らと面会し、〔‥‥〕「今日、中東地域で生じている言祝ぐべき動きは、イラン国民の抵抗、確固たる意志、そして勇気〔‥‥〕によってもたらされた成果の一部であり、将来、同地域でのさらなる激変へとつながるであろう」と強調した。

〔‥‥〕

 ハーメネイー師は、イラン・イスラーム革命の勝利と、立ちはだかる諸問題・圧力に対するイラン国民の抵抗は、発展と成長を伴った運動のよい見本となっていると指摘し、「世界中のアナリストのほぼ全員が、中東及び北アフリカ地域での最近の運動が、イラン国民の蜂起から生まれたものであることを認めている」と述べた。

 イスラーム革命最高指導者は、パレスチナ問題をはじめとする地域的・国際的な構図の変化、さらには抑圧諸国の威厳の喪失に、イラン・イスラーム革命の勝利が影響を及ぼしていることについて触れ、次のように強調した。「中東地域での最近の運動は、さまざまな動機や思想、決意が徐々に積み重なった結果なのであり、これらが今噴出した、ということなのである。そしてこのこともまた、イラン国民の確固たる歩みと抵抗から生まれたものなのであって、イスラーム的イランの進歩をよく示すものでもあるのだ」。

〔‥‥〕

 同師は、核問題についてもイラン国民の抵抗の一例だとした上で、次のような見解を示した。「核問題において、抑圧的な国々は自らの政治力や経済力、プロパガンダを全て使い、〔イランが成すことはすべて問題だといって〕騒ぎ立てて圧力をかけ、制裁を行使するなどして、イラン・イスラーム共和国がこれ〔=核開発〕を諦めるべく、準備を進めてきた。しかし、8年が経過した今、イスラーム的イランは、抑圧諸国によるあらゆる圧力や企てに打ち勝ち、核開発で目覚ましい進歩を遂げるなどして、意志と意志の闘いにおいて世界の列強よりも強いことを示した」。

 同師はさらに、「イラン・イスラーム共和国は、〔イラン・イスラーム革命以降続く〕抑圧諸国との32年間にわたる闘いのなかで、これらの国々による暴虐な世界秩序に屈しなかっただけでなく、〔着実に〕進歩を遂げてきた。対してアメリカをはじめとする相手方は、過去数年に比べて弱体化と破綻に直面している」と強調した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:鳥光真理子 )
( 記事ID:22086 )