テヘラン金曜礼拝導師「アメリカは中東地域のムスリム虐殺に対する責任がある」
2011年04月09日付 Jam-e Jam 紙
テヘラン臨時金曜礼拝導師はリビアやイエメン、バーレーンといった国々で発生しているムスリムの虐殺についてふれた上で、この地域におけるイスラーム覚醒運動に対する弾圧の責任は、アメリカとその属国に向けられるべきものだ、との見方を示した。
IRIBによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔アーヤトッラーよりワンランク下の宗教指導者の尊称〕のカーゼム・サディーギー師はテヘランの金曜礼拝での説教で、「地域の諸国民はすでに目覚めており、もはや圧政を甘受することは不可能だ。神の約束によれば、リビア、イエメン、バーレーンといった国々のムスリムたちの運動は最後に勝利するだろう」と付け加えた。
テヘラン臨時礼拝導師はアメリカとその同盟国によって、表面上、リビア国民を守るためとして行われている攻撃に対し、疑念を表明した上で、「リビアのムスリムたちがこの国の独裁者、そしてお前たちの攻撃によって殺されているという状況があるのに、〔対リビア攻撃は同国の人々を守るためだという〕お前たちの主張など、どうして受け入れることができようか」と語った。
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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:22121 )