モスクに逃げ込んだ投石者の逮捕へ妙案、「モスクの礼拝で反復は何回?」
2011年04月19日付 Radikal 紙
ヴァンにおいて警察は,モスクに逃げ込んだデモ参加者達を一般の信徒達と区別するためにユニークな作戦を始めた。警察は「昼の礼拝で何回ラカート(立拝・立て膝拝・伏せ拝を行いながら祈りを捧げる礼拝中の儀礼動作)を行いましたか?」との質問に答えられなかった者達を拘束した。
ヴァンにおいて、高等選挙委員会(YSK)が、一部の無所属の国会議員候補者達が立候補することを却下したことに抗議する者達が、聖オメルモスクに隠れたことを警察は突き止めた。警察はモスクから出てくる者達の身体検査と所持品検査を行い、10名を拘束した。
平和民主党(BDP)が支援しているハティプ・ディジュレ、レイラ・ザナ、サバハット・トゥンジェル、そしてギュルタン・クシャナックを含めた12名の無所属候補者達の被選挙権が、YSKによって却下されたことに反発したグループの抗議活動が、街のあちこちで続いている。
警察の各チームは街の中心部で集中的に警戒態勢を取り、抗議活動に合流したデモ隊に介入した。そして警察は何名かのデモ参加者がベシュヨル地区の聖オメルモスクに隠れていることを突き止めた。
このため、警察はモスク周辺で検問を行い、モスクから出てきた者達の身体検査と所持品検査を行い、疑わしいと思われる者達へ昼の礼拝で何回ラカートを行ったかを質問した。質問に対して誤った答えを述べたり、身体検査や所持品検査の結果、事件に関与していることが明らかとなった10名を治安部隊は拘束し、デモに参加した他のグループも、アフメディ・ハーニー公園にBDP党員達によって設置された「民主的解決テント」に隠れていることを突き止めた。
テントにいるヴァン市長のベキル・カヤ氏と党員達に、(テントから)出てくるように警告した警察は、警告にもかかわらず外に出てこなかった者達に対し、催涙ガスで介入を行った。
この介入に対し、テントから出てきて、警察に投石を行った一部のデモ参加者達は警察に拘束された。またテントの中にあった多数の火炎瓶、花火、そして組織関連の文書が押収された。
警察当局は、現在までに事件に関与していることが判明した50名以上の人物を拘束し、街の中心部で検問を行っていることを、しかしながら、時折通りに集まったデモ参加者らが、未だ抗議活動を続けていることを明らかにした。
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:22193 )