パッシブ・ディフェンス機構長官は「スタース(STARS)」と呼ばれる第二のスパイ・マルウェアに関する調査が続けられていることを明らかにした。
メフル通信によれば、ゴラームレザー・ジャラーリー長官は「スタックスネット」に続くマルウェア「スタース」をイランの科学者らが特定したことについて、次のように述べた。「幸運にも、イランの若き科学者らがこのウイルスの検出に成功した。現在、「スタース」ウイルスは実験施設に送られている。しかし、調査はまだ継続中で、この件に関して最終的かつ決定的な結論は得られていない」。
その上で、パッシブ・ディフェンス機構長官は、「通信省の情報技術公社の監督の下、MAHR(コンピュータ事件救援管理・作戦調整本部)がこの種類のウイルスの存在を発見した」と付け加えた。
同氏はさらに、「同本部はこのマルウェアを特定後、その構造・作用・能力を実験施設で解析しているところである。別の言い方をすれば、ウイルスにどのようなはたらきが可能であるのかを解くために、同ウィルスをデコード(暗号解析)しているところである。その上で、必要な対策を実施するつもりだ」と述べた。
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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:22327 )