革命防衛隊最高指導者代理「最高指導者の命令に背くことは、神や時のイマームに逆らうも同じである」
2011年04月28日付 Jam-e Jam 紙

 革命防衛隊最高指導者代理は、「イスラーム的主権では、憲法に従って体制内の調整を行い、その政策を策定する基本的人物は《監督者たるイスラーム法学者》〔=最高指導者〕であり、その命令に背くことは、神や時のイマーム〔お隠れ状態にある第12代イマーム〕の命令に背くことと同じだと見なされる」と語った。

 イスラーム革命防衛隊内の最高指導者代理を務めるホッジャトルエスラーム・アリー・サイーディーは、イスラーム体制やイスラーム的原理・価値観の維持において、ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者の監督)が占める位置や重要性について、「神の友〔=最高指導者〕こそ、宗教的主権を支える最も基本的かつ根源的な柱であり、どのような時代にあっても彼が社会の運営に対して責任を負うのだ」と指摘した。

〔中略〕

 同氏は、「いかなる体制や国家にあっても、最終的な裁定者の存在が必要だ」とした上で、このことは理性や論理学とも合致するとして、次のように語った。「現政権でも各機関の間で対立が生じ、アフマディーネジャードを滅ぼさんと、大統領である彼に多大なる圧力がかけられることも、これまでままあった。しかし、〔アフマディーネジャード〕政権に価値や優れた特徴を見て、すっくと立ち上がって政府を擁護したのは、最高指導者その人であった」。

 同氏は、最高指導者がときに政府に対して注意を行ってきたことについて触れ、「こうしたケースは、あの方〔最高指導者〕の〔アフマディーネジャードに対する〕惜しみない支持に比べれば、まったく些細なことである。〔政権内の〕責任者たちも、こうした問題を誠心誠意受け止めるべきだ。なぜなら、彼らは気が付いていないかもしれないが、最高指導者は完全なる監督者としてこれらの問題点を理解しておられる、という利点がそこ〔=最高指導者の政府への注意〕にはあるからだ」と語った。

〔後略〕

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:22369 )