大学寮襲撃事件の被告人に判決
2011年05月10日付 Jam-e Jam 紙

テヘラン大学寮及びソブハーン・コンプレックス襲撃事件から約2年、同事件は最終段階に差し掛かっている。事件とのかかわり合いで40名に有罪判決が言い渡されるなど、両事件は終結まであと一歩のところまで来ている。

 両事件は、2年前の88年〔西暦2009年〕大統領選挙後に発生した数々の事件のうちの一つであるが、いずれも捜査は長引いていた。イスラーム革命最高指導者もかつて、「大学寮襲撃事件に対する捜査が遅い」「はかばかしい進捗状況にない」と指摘し、大学生らを前に「この問題は忘れられたわけではない。神の思し召しがあれば、今後〔捜査も〕進展するだろう」と述べていた。

 こうしたなか、昨日ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー司法権報道官は記者会見で、テヘラン大学寮及びソブハーン・コンプレックス襲撃事件の判決が下されたことについて発表し、「テヘラン大学寮及びソブハーン・コンプレックス襲撃事件では、50名が起訴され、そのうち40名に禁錮刑・罰金刑・損害賠償の支払いが言い渡された」と述べた。

 同氏はこの2つの事件の捜査が長引いた原因について、「大学寮事件に関わった者たちのなかには、犯罪行為に手を染めた時、覆面をしていた者がいた。このため検察庁は〔捜査に〕行き詰まっていたのだ」と述べた。

 モフセニー=エジェーイー氏は続けて、「大学寮事件の被告人の中には、学外者で学内に押し入った者もいれば、学内者で犯罪行為に手を染めて騒動を引き起こした者もいた」と述べた。

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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:22513 )