アーヤトッラー・ヤズディー「最高指導者が認めるやり方で逸脱グループに立ち向かうべきだ」
2011年05月09日付 Jam-e Jam 紙

 ゴム神学校講師協会会長は、一部の政府高官の間で蔓延る逸脱についてきちんと認識する必要があると強調し、「この逸脱が国家の上層部にまで浸透し、国家に害を与えるような事態を許すべきではない」と語った。

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 同氏は自分勝手な方法でこの問題に立ち入るべきではないと強調し、「この逸脱に対処する際には、最高指導者や国家上層部の指導者たちが認めるやり方で行動すべきであり、自分勝手な行動は慎むべきだ」と語った。

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■ 最高指導者の命令に耳を傾けるべきだ

 ゴム神学校講師協会の事務局長はさらに、「私やあなたたちは、最高指導者の命令には素直に耳を傾け、あの方のご指導に基づいて行動すべきである。なぜならあの方は、国益や世界情勢、地域が置かれている状況のことを知悉されているからだ。何らかのアクションが起こされるようなときには、イスラーム社会全体の利益に基づいて起こされなければならない〔=個人の勝手な判断で行動に出てはならない〕」と語った。

 アーヤトッラー・ヤズディーは、イスラームが存在する限り敵も存在すると指摘し、次のように述べた。「イスラームが到来した時代から、敵は様々な形で行動を起こしてきた。敵は今も存在する。彼らはこれまで被ってきた敗北を返上しようと、イスラーム体制に対して内側からダメージを与えようとしている」。

 同氏は「現在敵は、ある程度宗教的側面を持ち、内面に弱さを抱えている人々に近づこうとしている。そうした人々は気が付かないまま次第に、イスラーム体制を消滅させる為の敵の道具として利用されている」と続け、さらに「一部の当局者は許される限度以上に、周りの人々に迷惑をかけているのだ」と指摘した。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:22527 )