ニューヨーク市長、入札敗退のトルコ車に暴言「2年後にはタイヤが落ちる」
2011年05月20日付 Radikal 紙

ニューヨークのブルームバーグ市長が、カルサン社の「V1」モデルについて、「2年後にタイヤが落ちるのを見たくない」とコメントした。

ニューヨーク市のタクシーの入札の最終選考に残った3社のうちの1つであるカルサン社の役員であるジャン・ナフム氏は、「V1」モデルが最終選考に残った後、ニューヨークのブルームバーグ市長がトルコの自動車産業のことを理解していなかったと述べた。

ニューヨーク市で開催されたトルコ・アメリカビジネスフォーラムの初日に参加したジャン・ナフム氏は、アナトリア通信に対して、ニューヨークのタクシーの入札のプロセスについての説明をした。

■「好ましくない言葉」

ニューヨーク市長がカルサン社について好ましくない言葉を使用した、と述べたナフム氏は、「ブルームバーグ市長は、『2年後にタイヤが落ちるのを見たくな い』と話した。これはトルコの自動車産業にとって不当な言葉だ。トルコは、今日のヨーロッパの中で最重要な自動車生産拠点の一つであり、着実に投資は増え続けている。高品質な生産基盤があるのだ」と話した。

同氏は、ブルームバーグ市長の先の言葉は、トルコの自動車産業を理解していないことを示しているとし、「これはニューヨーク市長として大きな不幸だ。ちゃんと情報が伝わっていないのでこうなるのだ」と述べた。

ナフム氏は、ニューヨークに関しては当社の仕事は終了したと強調し、カルサン社の「V1」モデルは大変おすすめ商品であり、今後売り込むべき多数の都市があると話した。またそれは、世界の中でイスタンブルやニューヨークを含む40の大都市であると述べた。

■入札プロセスに関する裁判

一方で、ニューヨークのタクシーの入札プロセスを密接に傍から見ていたナフム氏は、自身らに入札で敗北したことに関する正式書類がまだ届いておらず、事態の展開を今日までメディアから学んでいると述べた。

またニューヨークの監査人が入札の状況を調査しており、まだ承認されていないとし、次のように話した。

「入札のプロセスに関して、二つの異なる方面から裁判が起こされると聞いている。これは私たちが聞いたことだ。まだ正式な承認を得ている訳ではない。しかし、今後この入札に関して何も行わない。この入札は、私たちにとっては終わったことだ。ただ、今の進展状況をよく見ようとしているだけだ」。

ナフム氏は、入札での敗北の理由に関する報告書の存在を知ったことも強調し、「あの報告書を手に入れることは未だできていないが、我々は様々な手を使って手に入れようとしている」と述べた。

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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:22581 )