(イスタンブルの黒海岸の)アナドル・カヴァウ・ウムルイェリ地区でヘリコプターが一機、海に墜落した。ヘリコプターには5人が乗っており、負傷者1人が救出された。4人が亡くなり、そのうちの1人は子供であった。
イスタンブル警察ヒュセイン・チャプクン署長は、ヘリコプター事故の負傷者が運ばれたカヴァジュクの私立病院を離れる際、インタビューに答えた。チャプクン署長は、「ヘリコプターに合計5人が乗っていた。4人が亡くなった。犠牲者を出した組織にお悔やみを申し上げる」と語った。
警察総局イスタンブル航空担当局の救助隊用ヘリ、アルエットⅡ型機が14時30分にアタテュルク空港、一般航空ターミナルから飛びたった。ヘリはイスタンブル上空を飛び、16時頃原因不明の事故でベイコズ沖で海に墜落した。ヘリコプターには、機長のケマル・オズデミル航空担当局長、ラグプ・アリ・ビルゲン情報担当局長とその息子デニズ、副機長のムラト・ギュチリュ警部、THY(トルコ航空)の操縦士候補M.オライ・サルチャイが乗客していたことが分かった。墜落したヘリから、航空問題担当の警察副署長ケマル・オズデミル局長が負傷した状態で救出された.事故現場には数多くの救急車や消防隊が派遣され、地区近くにある海軍の救助隊も捜索活動に加わった。
一方でヘリ墜落の原因に関する捜索が始まり、警察のダイバーは、ヘリの残骸が水中19メートルの深さにあることを明らかにした。また事故前、ヘリコプターの第一パイロットのケマル・オズデミル・イスタンブル航空担当局長が緊急信号を全く出してなかったことが分かった。
■飛行の安全を違反していたか?
専門家らは、ラグプ・アリ・ビルゲン情報担当局長とその息子デニズ、そしてTHY(トルコ航空)の操縦士候補M.オライ・サルチャイが任務のないヘリコプターで飛行することは、安全飛行規程に違反していると指摘している。
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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:22582 )