イラン国営通信(IRNA)、ケイハーン紙を告訴
2011年05月19日付 Jam-e Jam 紙

 イラン国営通信(IRNA)は、虚偽の報道をおこなったとして、ケイハーン紙を告訴した。ケイハーン紙は先の土曜日、IRNAに対し《逸脱したグループの論壇》と化してしまったとの告発記事を発表していた。

 IRNAによると、IRNA代表は同法務責任者に対し、ケイハーン紙に対する正式な告訴状を作成するよう命じていたという。テヘラン検事長に提出された告訴状には、ケイハーン紙の容疑について、「名誉棄損」や「世論を動揺させることを目的とした虚偽の流布」に明確に該当すると指摘されている。

 IRNA代表で、イラン出版協会の代行も務めるアリーアクバル・ジャヴァーンフェクル氏は、今回の件について「今まで他のメディアを告訴したことはなく、また個人的権利を発動してメディアによる〔いわれのない〕非難に対抗するようなことも控えてきたが、しかしIRNAや〔IRNAと同じく、政府系列の〕「イラン紙」の威厳と信頼が根拠のない侮辱や非難の的に曝されるようなことがあれば、当該メディアを訴えることを躊躇することはあり得ない」と明言している。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:22620 )