バーホナル氏、国会運営委員会に復帰
2011年05月26日付 Jam-e Jam 紙

アリー・ラーリージャーニー氏、昨日行われた国会運営委員会選挙で244議員中212票を獲得し、国会議長に再選

 第8期国会最後の年の国会運営委員会の構成が決まり、昨年からの唯一の変更点として、モハンマド・レザー・バーホナル氏が国会第一副議長として復帰した。

 ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、昨日国会公開本会議場において行われた、4年目を迎えた第8期国会の運営委員選挙で、アリー・ラーリージャーニー国会議長が出席議員244名中212票を獲得し、単独候補として議長に再選された。しかし副議長選では、現職のモハンマド・ハサン・アブートラービーファルド氏の不出馬により、国会運営委員会や、さらには予算合同委員会からも一年間離れていたモハンマド・レザー・バーホナル氏が、再び国会を指導する立場に復帰した。

 賛成票131票で国会第二副議長に選ばれたシャハーボッディーン・サドル氏に対し、バーホナル氏は出席議員250名中183票という高い得票数を獲得した。これにより今回はバーホナル氏が、モハンマド・ハサン・アブートラービーファルド氏の代わって、国会第一副議長のイスに座ることになった。

 昨年の第3回国会運営委員会選挙では、モハンマド・レザー・バーホナル氏の言動が原理派やイスラーム革命派〔※アフマディーネジャード大統領を支持する国会内の会派の名前〕の一部から激しい批判に遭い、同氏が〔…〕国会運営委員会に名を連ねる資格はないと指摘する声も上がったほどだった。しかし今回、同氏は議員らから多くの票を獲得したことで、国会内での失われし地位を取り戻した形となった。

 モハンマド・レザー・バーホナル氏は〔…〕今年、国会運営委員会選挙へ出馬の意思が本気であることをアピールし、今回の選挙に臨んだ。その結果、原理派だけでなく、国会少数派の支持を得ることにも成功した。

 一部の観測筋は、国会運営委員会にバーホナル氏が高い得票率で復帰したことは、第8期国会の原理派の中における政府批判派の立場が強化されたことを表すものだとの見方を示している。〔…〕

 もちろん、モハンマド・ハサン・アブートラービーファルド氏の公開本会議への欠席と不出馬に対して不快感を示す原理派議員も多く、立候補者の登録が行われていた際に、同議員の名を大声で繰り返す者もいた。

〔後略〕

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:22748 )