エルドアン首相が今日選挙演説を行ったメルスィンで、グリーンピースは、人々の原発への反対の意思を、空に飛ばせた気球船で示した。
グリーンピース地中海支部は、メルスィン上空をとんだ気球船で、今日、市内で集会を行うエルドアン首相に対し、「メルスィンに原発はいらない」というメッセージを伝えた。「原発にノー」と書いた垂れ幕をさげた気球船は、約1時間半、町の上を飛んだ。
海からの風をうけたとびたち、パラシュートとモーターとスクリューで動く気球船は、メルスィンの中央を時速30キロで飛んだ。
グリーンピース地中海支部は、この運動により、メルスィンの住民の原発へのノーの声を、今一度、政府に伝える試みを行った。グリーンピースが、A&G調査会社を通じて行った広範囲な世論調査によると、トルコ人の64%、メルスィンでは70%の人が原発にノーといっている。
グリーンピース地中海支部・気候エネルギー広報担当のジェンク・レヴィ氏は、「メルスィンの人口の70%が原発建設に反対で、83%の人が原発の近くに決して住みたくないといっている。原発計画は、即時停止すべきだ。なぜなら、核廃棄物は、人と自然環境と地域経済の間での、ロシアン・ルーレットのようなものだからだ。メルスィンは、観光、農業、水産業で十分に豊かだ。これらすべての源を、継続不可能な、不安定で、危険な核エネルギーに引き渡してはならない。政府は、エネルギーの有効利用と再生可能エネルギーの方向で選択をすべきだ」と述べた。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:22755 )