バフマニー総裁「付加価値税の施行により、金貨市場への需要が外国為替市場に移行した」
中央銀行総裁は外国為替市場の最近の変動に対し、今後ドルの価値は著しく低下するだろうと指摘した上で、「金の資産価値保存能力はドルよりもはるかに高い。何故なら金は、それ固有の価値を持っているからだ」と述べた。
マフムード・バフマニー氏は、ここ最近ドル市場で《偽りの需要》がピークに達している事態に合わせる形で、中央銀行が本日から外貨の大々的な供給を開始する計画であることを明らかにした。その上で、「人々に損害が出ない範囲で、市場に外貨を注入する」と付け加えた。
バフマニー氏はファールス通信との会見で、近頃の外国為替市場の変動の理由について、ドル市場に偽りの需要が生まれていることを指摘し、「この偽りの需要の根本的な原因は、付加価値税の施行で生じた、金貨の値上がりにある」と強調した。同氏はその上で、「外国為替市場をコントロールする為に、土曜日(今日)からドルを大量に注入し、急激な価格破壊を行う予定だ」と述べた。
バフマニー氏はまた、中央銀行は土曜日から、誰にでも十分な量のドルを売る予定であると説明し、さらに「中央銀行は、各銀行や各銀行の両替窓口、そして認可されたあらゆる両替商その他に対し、大量のドルを注入する」と述べた。
中央銀行総裁はさらに、「近頃外国為替市場、特にドル市場に関わったばかりの親愛なる同胞たちのなかには、価格が極めて高い状態でドルを買い、その後価格バブルが崩壊して、害を被る人も出るかもしれない」と述べ、「中央銀行は外国為替市場の監督をよりいっそう強化する予定である」と強調した。
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( 翻訳者:小松崎翔一 )
( 記事ID:22763 )