イラン国営通信は、「行政担当副大統領」兼「大統領府長官代行」が同氏に対してかけられた疑惑を否定したと報じた。
ハミード・バガーイー氏はイラン国営通信とのインタビューで、噂がばらまかれ、根拠のない内容が流布していることを批判し、自身が監督する組織での資金流用疑惑を否定した。
マシャーイー氏の側近と言われているバガーイー行政担当副大統領は、「キーシュ自由地区国際ホール建設計画」における資金流用疑惑を否定した。ここ最近、一部のメディアは、4500億トマーン〔約350億円〕規模の〔開発〕計画がイラン経済自由特区調整評議会の議長と書記であるマシャーイー氏とバガーイー氏に近い、イランのとある会社に、入札を経ることなく委ねられていた、と報じていた。
〔※訳注:「イランのとある会社」とは、FIAK社という名で、この会社は100万トマーン(約8万円)の資本金で設立された2日後に、マシャーイー・バガーイー両氏の推薦によって、この契約を手に入れることに成功したと報道されている。〕
バガーイー氏はこの内容を否定した上で、「国内のメディアやメディアもどきで報じられたことで、このニュースは残念ながら、外国メディアや反革命メディアのプロパガンダにとってうってつけの餌となってしまった」と述べた。
同氏は、総額4500億トマーンで〔FIAK社と〕キーシュ自由地区機構の間で契約が締結されたとの報道はまっかな嘘であると指摘し、「このような契約は実在しない」と述べた。
しかし、ファールス通信は改めて、バガーイー氏の主張を否定する資料を発表している。
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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:22764 )