UAE企業、第1四半期の純利益減0.25%を上回らず
2011年06月05日付 al-Hayat 紙
■ UAE企業、第1四半期の純利益減0.25%を上回らず
2011年6月5日『アル=ハヤート』
【クウェイト:本紙】
アラブ首長国連邦(UAE)企業の今年第1四半期の純利益は、年間ベースで0. 25% 下がった。中東や北アフリカの政治的混乱でUAEの大企業は悪影響を受け、部門ごとに格差が出ている。「グローバル・インベスティメント・ハウス」が出したUAEの上場企業に関するレポートによる。
同レポートは「UAEの上場企業の多くにおいては昨年の第1四半期と比べ大きな変化はなかったが、原油価格の上昇と、中東および北アフリカにおける政治的混乱でチュニジアとエジプトの政権が崩壊したことがUAEの大企業に相次いで影響を及ぼしている。エジプトと直接取引をしていた多くの企業の場合、投資の面では、株が大量に売りに出されたり、エジプトの株式市場が39セッション以上にわたって閉鎖されているため大損失を蒙った。決定されたプロジェクトも、エジプト国内の政治的・経済的状況が不安定なため延期され、損失をもたらしている。
レポートでは「UAE企業の利益は101億8000万ディルハム(299億ドル)で、昨年同時期の101億5000万ディルハムという記録に比べて0. 25%減少している(ママ)」と明らかにしており、「UAE証券商品機構は去る5月1日、世界有数の信用格付け機関に認められた基準に見合った新たな部門別指標に基づいて企業を振り分け、UAE上場企業の部門分類を統一した」と指摘している。
(後略)
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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:22772 )